寒暖差

2021-01-29

こんにちは、中谷と申します。

富山県では寒暖差の激しい日々が続いております。皆様、お体にお気をつけてお過ごしくださいませ。

外出を控える昨今、休日は家で過ごすという方も多いのではないでしょうか。温かい部屋で過ごしていると快適ですが、

寒暖差は外だけでなく家の中にもあるということもついつい忘れがちです。

近年多く耳にするのは「ヒートショック」という言葉です。これは家中の急激な温度差が原因で起きる事故です。

人間は寒さを感じると体温を逃がさないため血管を収縮させて血圧を上げようとします。これにより、持病のある方や高齢者は脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こしてしまう可能性があります。

特に気を付けなければならないのは、入浴時です。服を脱ぐタイミングや湯舟につかるタイミングはどうしても体温の変動があり、脱衣室や浴室内自体の温度が低いことがよくあるからです。

驚くべきことに、ヒートショックで亡くなる方は年間約2万人ほどいらっしゃるようで、これは交通事故死者数の約4倍です。

さらに言えば、新型コロナウイルスにより亡くなった方は今日現在で約5500人なので、ヒートショックの恐ろしさがよくわかると思います。

そして何より怖いのは、このヒートショックにはワクチンなどはなく、あくまで予防しかできないということです。入浴時の予防策は、①入浴前に脱衣室や浴室を温めておく、

②湯温は41℃以下とし、入浴を10分までを目安とする、③急に立ち上がらない、④食後すぐやアルコールが抜けていない状態での入浴は控える、などがあります。

しかし、ヒートショックは入浴時だけに限ったことではなく、家の中で寒暖差があるところでは常に気を付けなければなりません。特に古い住居や断熱性能が低い家に住まわれている方は

気を付けなければなりません。

突如としてお家が凶器になるなんてことは避けたいですよね。

今一度お家の住環境を見直してみてはいかがでしょうか。

ヒートショックのイラスト「お風呂場でふるえる老人」

 

 

 

 

 

 

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